三重県 伊賀市
オフィス兼用住宅
古民家改修
550.20㎡

次世代農家オフィス​​​​​​​

私が終の住処として決めたのがこの伊賀古民家でした。3つの棟と1つの蔵からなるこの古民家をどのように改修するか、打ち合わせを重ねた結果、計画の方向性として次のことが決まりました。
本家屋は生活棟として利用する。離れは客間棟として利用する。作業小屋はオフィス棟として利用する。
蔵は地域の人との交流棟として利用する。
古民家は多くの場合、当初建てられた素朴で美しい形から、時代を経るとともに、新建材や、新工法で
継ぎ接ぎをするように現代に残ってきていることが多いのですが、この建物も例外ではありませんでした。
そうした繕ってきた時代時代のつぎはぎを丁寧に剥がし、元の美しい形を取り戻した中に、その美しさが生きるような形で、計画で決めた機能空間を差し込む操作を丁寧に行いました。
今では、オフィスでは地域活性のための法人が起こり、BARでは地域で知り合った様々な方が訪れ夜更けまで楽しい会話が行われています。
Photographer:Keisuke Miyamoto
Collaborator:Mariko Hayashi(Lithing)
Back to Top